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2024年3月31日 (日)

御苑の桜

今日、事前予約していた新宿御苑に桜を見に行ってきました。

が… 東京の開花宣言はつい2日前。ここ数年、3月の後半には満開となっていたソメイヨシノはほぼほぼ咲いていません。それでも他の種類の桜は見ごろを迎えているものもあり、その木の下は人の山。特に欧米系の外国人観光客が多い印象を受けました。流石、国際都市、TOKYOです。

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Nikon D40X+AF-S DX NIKKOR18-140mm f/3.5-5.6G ED VR

ソメイヨシノが大して咲いていないだろうという予測で今回は古いAPS-Cのカメラに高倍率ズームという組み合わせで撮影に臨みました。が、これが実は大正解。こうした遠目のアングルで人の波を目立たなくしたり、望遠側いっぱいで人を構図から消したり、とけっこういろいろできて、新たな発見と言ってもいいかもしれません。高倍率ズーム、侮りがたし。

そんな新たな発見的なアングルで撮影した写真をこれから少しずつアップしていくつもりです。

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2024年3月30日 (土)

富士山

天体写真撮影の帰り道の富士山撮影。自分の中で定番になりつつあるような…

Dsc_0095
西湖から富士山を望む 2024/3/10  Nikon Z6Ⅱ+NIKKOR Z24-70mm f/4S

西湖は富士五湖の他の湖と違って富士山が裾野までの全景が見えません。そのせいか訪れる人が少ないように思います。でも静かでいいです。

同じアングルで少し寄ってみた写真も。

Dsc_0096_20240330181201
西湖から富士山を望む 2024/3/10  Nikon Z6Ⅱ+NIKKOR Z24-70mm f/4S

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2024年3月24日 (日)

マルカリアンの銀河鎖

焦点距離450mmでは迫力のある銀河(系外星雲)の写真は撮れませんが、逆に焦点距離が短いのでこんな写真を撮ることができます。
おとめ座の銀河群の中、マルカリアンの銀河鎖(マルカリアンチェーン)と呼ばれる領域です。いくつもの星雲が弧を描いて並ぶ姿が印象的です。

Dsc_0042498
マルカリアンの銀河鎖 2024/3/10
FSQ85ED(D85mm f:450mm)+Nikon D810A F5.3 300sec×8(総露出:40min) ISO3200
QBPフィルター使用 EM200Temma2Z赤道儀 50mm f:250mmガイド鏡+SSAG PHD2で自動追尾

真ん中やや右寄りの弧を描いた部分がマルカリアンの銀河鎖です。各々、どんな銀河か、名称(ナンバー)を入れてみました。

Dsc_0042498_

M86他Mは一番有名なMessier Catalog メシエカタログの番号。番号だけにしたのはNGC(New General Catalog)の番号。PはPrincipal Galaxies Catalogの番号です。番号をつけたものだけで10個以上の銀河が写っています。

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2024年3月23日 (土)

冬の二重星団

二重星団と言えば秋のペルセウス座、というイメージがありますが、冬の星座の中にもこんな二重星団があります。

Dsc_0009168
冬の二重星団 M46,47  2024/3/9
FSQ85ED(D:85mm f:450mm)+Nikon D810A F5.3 300sec×8(総露出:40min) ISO3200
QBPフィルター使用 EM200Temma2Z赤道儀 50mm f:250mmガイド鏡+SSAG PHD2にて自動追尾

おおいぬ座の南東、とも座にあるM46,47です。ペルセウス座の二重星団と比較すると左側(東側)のM46は星は密集しているものの暗い星が多く、右側のM47は星がまばらなでやや地味な印象を受けます。でもM46の中には惑星状星雲のNGC2438(星団の上のほうに明るい星のように写っているものです)が重なって見えたりしてなかなか個性的な星団です。

ちなみに、この対象を撮影するのは今回が初めて。もう少し焦点距離が長いとよかったかもしれません。

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2024年3月18日 (月)

春のディープスカイ

早くも1週間が過ぎてしまいましたが、3/9~10の遠征での写真を1枚。

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M81,82  2024/3/9
FSQ85ED(D:85mm f:450mm)+Nikon D810A F5.3 300sec×12(総露出:60min) ISO3200
QBPフィルター使用 EM200Temma2Z赤道儀 50mm f:250mmガイド鏡+SSAG PHD2で自動追尾

おおぐま座の系外星雲、M81、82です。450mmの焦点距離では迫力不足なので、中心部をトリミングしました。M81の左にNGC3077も写っています。

ノートリミングの画像はというと、

Dsc_00193212

こんな感じ。画面の下スレスレにNGC2976も写っています。この領域は分子雲がウネウネしている場所で、あわよくば、と思って撮影しましたが、やはり分子雲を写し出すことはできませんでした。もしかしたら画像処理で思いっきり硬調処理をすると出てくるのか??まあ、ダメ元でやってみようとは思っています。

春の夜空はこうした系外星雲がたくさんあるのですが、口径85mm、焦点距離450mmでは明らかに力不足。そのため今まではこの時期、撮影はお休み的なかんじでしたが、今回は夜明け前に昇ってくるさそり座を撮るまでの間に自動導入やガイドの練習も兼ねて撮影を行いました。
星雲が大きくは写りませんが、いろいろな形状の星雲が写り、けっこう楽しめました。

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2024年3月16日 (土)

ヒヤシンス満開

室内で水栽培しているヒヤシンスの花が満開です。部屋に入ると花の香がフワっとしてきて、ヒヤシンスってこんなに匂いしたっけ?と思うほどです。

ちなみに、この水栽培の球根は今シーズン買ってきたもの。庭には昨年も鉢植えした球根を同じように鉢植えしていますが、こちらはまだ芽がでてきた程度。なぜこんなに差が出るのでしょうか??

20240316_d40xdsc_0005
Nikon D40X+AF-S Micro NIKKOR60mm f/2.8G ED

古いデジカメ、D40Xで撮影。花びらの明るい部分の白飛びがやや目立ちますね。でも、ほぼ撮って出しの画像なのに色は綺麗。CCDセンサーの色です。

次は今どきのミラーレス一眼の画像。

20240316_z6dsc_0006
Nikon Z6Ⅱ+NIKKOR Z MC105mm f/2.8S

さすがに解像感はありますね。色乗りもよい感じ。でも、どっちがいいかと言われても甲乙つけがたい、というのが正直なところ。これから桜のシーズン。桜でも撮り比べしてみようかと思います。

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2024年3月11日 (月)

昇るさそり座

週末の遠征から一枚。

Dsc_00931008
昇るさそり座 2024/3/10
Nikon D5300 HKIR改造+AF-S NIKKOR24mm f/1.8G ED F4 1min×8 ISO2000
Kenko スターリーナイト使用  ポラリエで自動追尾

日付が変わって、3時くらいにはさそり座が昇ってきました。空が若干、明るい撮影地なので肉眼でははっきりとは見えなかった天の川も写真にするとけっこう写っていました。来月にはもっと高く昇った天の川が撮影できるようになります。次の新月期も天気が良いといいのですが。

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思い切って遠征へ

昨晩、天体写真撮影の遠征に行ってきました。午前中、仕事だったのでもともとは遠征に出るつもりはなかったのですが、天気予報を見ると一晩中、晴れていそうだったので思い切って出かけることに。

結果、行って正解でした。が、昨年の11月、1月に続き3回目の朝霧でしたが、いつもの駐車場が車であふれかえっていてビックリ。なんとか場所を確保できましたが、何回も行っている場所ですが、初めて見る風景。驚きでした。
肝心の撮影はというと、この時期は自分の機材に見合う対象は少ないのですが、まあ、夏の星座の時期に向けて練習もかねて、という感じ。夜半過ぎにはさそり座が徐々に昇りはじめ、一夜の撮影を楽しんできました。人が多くて、落ち着かない感じはありましたが…

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沈む冬の星座たち 2024/3/9
Nikon Z6Ⅱ+AF-S NIKKOR24mm f/1.8G ED F4 20sec×3 ISO3200 
Kenko スターリーナイト、プロソフトン(A)使用  Sequator で3コマを合成

まずは沈んでいく冬の星座から。メインの機材で何を撮ってきたかは後ほど。と言いつついつものようにかなりの時間を要するとは思いますが…

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2024年3月 2日 (土)

そういえば… の天体写真

1月に撮影した天体写真の中にその存在を知らずに、結果、写っていた、というものがありました。2コマモザイク合成の過程で合成した写真の画角からはカットされてしまったため、後で1コマだけで画像処理しよう、と思っていてすっかり忘れていました。今日はその写真の画像処理をしてみました。

Dsc0056647a
Sh2-294,296?とNGC2359  2024/1/13
FSQ85ED(D:85mm f:450mm)+Nikon D810A F5.3 330sec×7 ISO3200 QBPフィルター使用

わし星雲(IC2177)の西側の領域ですが、一番下(南)画面スレスレのところに見慣れないものが… はじめは雲が写っているのでは、と思っていたのですがNGC2359という立派な散光星雲でした。恥ずかしながらまったくこの天体の存在を知りませんでした。
ただ、散光星雲=赤い星雲というイメージを持っていましたが、この写真では白く出ています。本で見るともっと赤い星雲として写っている画像もありますが、なぜ白いのか??

もうシーズンを過ぎてしまった天体となります。来年はこの星雲を中心にして撮影してみようかと思います。

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