2024年3月18日 (月)

春のディープスカイ

早くも1週間が過ぎてしまいましたが、3/9~10の遠征での写真を1枚。

Dsc_00193212_2
M81,82  2024/3/9
FSQ85ED(D:85mm f:450mm)+Nikon D810A F5.3 300sec×12(総露出:60min) ISO3200
QBPフィルター使用 EM200Temma2Z赤道儀 50mm f:250mmガイド鏡+SSAG PHD2で自動追尾

おおぐま座の系外星雲、M81、82です。450mmの焦点距離では迫力不足なので、中心部をトリミングしました。M81の左にNGC3077も写っています。

ノートリミングの画像はというと、

Dsc_00193212

こんな感じ。画面の下スレスレにNGC2976も写っています。この領域は分子雲がウネウネしている場所で、あわよくば、と思って撮影しましたが、やはり分子雲を写し出すことはできませんでした。もしかしたら画像処理で思いっきり硬調処理をすると出てくるのか??まあ、ダメ元でやってみようとは思っています。

春の夜空はこうした系外星雲がたくさんあるのですが、口径85mm、焦点距離450mmでは明らかに力不足。そのため今まではこの時期、撮影はお休み的なかんじでしたが、今回は夜明け前に昇ってくるさそり座を撮るまでの間に自動導入やガイドの練習も兼ねて撮影を行いました。
星雲が大きくは写りませんが、いろいろな形状の星雲が写り、けっこう楽しめました。

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2022年5月 6日 (金)

マルカリアンの鎖

先日の遠征から、メイン機材での一枚。

Dsc_0016194_20220506203501
マルカリアンチェーン 2022/5/3 八千穂高原
FSQ85ED(D:85mm f:450mm) +Nikon D810A  F5.3 ISO3200 330sec×4(総露出:22min)
LPS-D1フィルター使用  EM200Temma2Z赤道儀 50mm f:250mmガイド鏡+SSAG PHD2にて自動追尾

おとめ座銀河団の一部で銀河(系外星雲)が弧を描くように見えるためマルカリアンの鎖とかマルカリアンチェーンと呼ばれています。
弧の上側先端からNGC4459、4477、4473、4461と来て、上下2段に並んでいるのがNGC4435と4438、最後に明るい2つがM86、M84という並びです。チェーン以外にもM88、M89、NGC4548、M99他多くの銀河が写っています。

おとめ座やしし座、かみの毛座にはこうした系外星雲が多数見えます。ひとつひとつをクローズアップするには450mmの焦点距離では力不足ですが、こんなふうに特徴ある並びをしてくれていれば、この焦点距離でも十分絵になります。

 

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