2024年12月31日 (火)

M45 プレアデス星団

「星はすばる…」と平安時代の書物に書かれたM45、プレアデス星団。今年の大河ドラマに作者は登場してましたね。平安時代は今と同じように見えたのでしょうか?それとも若干星の位置が違ったりしていたのでしょうか?

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M45 プレアデス星団 2024/12/28
FSQ85ED(D:85mm f:450mm) F5.3 ZWO ASI2600MC PRO -10℃ Gain:100 5min×19(総露出 1時間35分)
QBPフィルター使用 Pixinshght、Photoshop で画像処理

自宅でテスト撮影はしたものの、撮影地では初の冷却CMOSカメラでの撮影です。撮影した画像はPixinshghtでCCを実行しても星団のバックのガス雲が緑がかって青くなってくれず、Photoshopでの処理を加えてなんとか青くなってくれました。また、Photoshopでの画像処理の後、最後にPixinsightに戻ってBXTでの調整を加えました。こんなやりかた正解なのか?ですが、とりあえずまずはファーストライト画像でした。

 

 

 

 

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2024年3月23日 (土)

冬の二重星団

二重星団と言えば秋のペルセウス座、というイメージがありますが、冬の星座の中にもこんな二重星団があります。

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冬の二重星団 M46,47  2024/3/9
FSQ85ED(D:85mm f:450mm)+Nikon D810A F5.3 300sec×8(総露出:40min) ISO3200
QBPフィルター使用 EM200Temma2Z赤道儀 50mm f:250mmガイド鏡+SSAG PHD2にて自動追尾

おおいぬ座の南東、とも座にあるM46,47です。ペルセウス座の二重星団と比較すると左側(東側)のM46は星は密集しているものの暗い星が多く、右側のM47は星がまばらなでやや地味な印象を受けます。でもM46の中には惑星状星雲のNGC2438(星団の上のほうに明るい星のように写っているものです)が重なって見えたりしてなかなか個性的な星団です。

ちなみに、この対象を撮影するのは今回が初めて。もう少し焦点距離が長いとよかったかもしれません。

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2024年1月28日 (日)

ぎょしゃ座の星雲、星団

遠征から早、2週間。メイン機材での写真、やっと2枚目です。カラフルなぎょしゃ座の星雲、星団です。

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ぎょしゃ座の星雲、星団 2024/1/12
FSQ85ED(D:85mm f:450mm)+Nikon D810A F5.3 330sec×7×4モザイク ISO3200
QBPフィルター使用  EM200Temma2Z赤道儀 50mm f:250mmガイド鏡+SSAG PHD2で自動追尾

画面右端のまが玉星雲(IC405)とその隣のIC410、その上に位置するSh2-234までは今までも2コマモザイクで撮影したことがありましたが、今回は思い切って範囲を広げ4コマモザイクに挑戦してみました。

赤い星雲のすぐ脇には散開星団M38。左には同じく散開星団のM36。画面の左上にはSh2-235、232と言った淡い散光星雲が写ってくれています。
フィルターの効果もあるのか?淡い星雲がけっこう写っています。画像処理の上手な人ならもっと星雲をクッキリあぶりだすことができるのでしょうが、自分ではこれが限界…

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2024年1月21日 (日)

クラゲ星雲

先週の遠征で撮影した写真、やっと一枚仕上げました。ふたご座の足元にあるクラゲ星雲周辺の星野です。

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IC443 クラゲ星雲~M35 2024/1/12 
FSQ85ED(D:85mm f:450mm)+Nikon D810A F5.3 330sec×7×2モザイク ISO3200
QBPフィルター使用 EM200Temma2Z赤道儀 50mm f:250mmガイド鏡+SSAG PHD2で自動追尾

IC443(クラゲ星雲)から散開星団M35までを2コマモザイク合成してみました。クラゲが頭から毒でも吹いているみたいに見える赤い散光星雲(Sh2-249)、右下にポツンと丸く輝く散光星雲(Sh2-247)、大きなM35の右下にかなり星が密集している散開星団(NGC2158)といろいろ写っていて楽しい領域ですね。

 

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2022年12月12日 (月)

冬の星座あれこれ

先月の遠征、冬の夜長?で、けっこうポータブル赤道儀でカメラレンズを使った写真をたくさん撮ってきました。せっかくなのでちょっとずつ紹介していこうと思います。

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プレアデスとカリフォルニア 2022/11/27  朝霧高原
Nikon D5300 HKIR+AF-S MicroNIKKOR60mm f/2.8G ED F4.5 ISO2000 90sec×8
kenko スターリーナイト使用 ポラリエで自動追尾

ちょっと左によってしまいましたが、ペルセウス座のカリフォルニア星雲とおうし座のM45、プレアデス星団です。ペルセウス座…秋の星座ですね…天体写真の定番的な対象をDXフォーマット+60mmレンズで撮ってみました。

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2022年12月 5日 (月)

ぎょしゃ座の星雲、星団 2022

昨年も撮影したぎょしゃ座の星雲、星団。2年連続で撮影しているのに進歩がない… もっと星雲の濃淡が上手に出せるようになりたい!と毎年同じことを思っているのに…

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ぎょしゃ座の星雲(IC410,405)、星団(M38) 2022/11/26  朝霧高原
FSQ85ED(D:85mm f:450mm)+Nikon D810A F5.3 ISO3200 300sec×6コマコンポジット×2コマモザイク合成
LPS-D1フィルター使用 EM200Temma2Z赤道儀 50mmガイド鏡+SSAG PHD2で自動追尾

中心の花のような星雲がIC410。右側がその姿からまがたま星雲と呼ばれているIC405です。左上、ギリギリで入っているのが散開星団のM38。ちょっと南に寄ってしまって画面の隅にいってしまいました…

2年ほど前からLPS-D1フィルターを使うようになって、星雲を浮かび上がらせる画像処理はやりやすくなりましたが、明暗というか濃淡というか、星雲のメリハリみたいなものをなかなかうまく表現できません。
何を撮っても星雲のクローズアップ写真は画像処理が難しいですね。

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