2024年11月30日 (土)

絶好の星見日和なのに…

この週末、天気も良く、空気は乾燥。しかも新月期です。絶好の星見、天体写真撮影日和なはずなのに… 先週末からの風邪がようやく収束してきた状態でここで無理をすると年齢も年齢だし、またぶり返すと嫌だし、ということで遠征を見送っています。本当に今年は天気と新月期と体調のタイミングがあわない年です。ここまでの年も珍しいかもです。

しょうがないので、少し目に撮影した月の画像の処理をしました。

Dsc006061646667
月面 2024/11/12
μ180(D:180mm f:2160mm)+LE24mm Nikon D810A  1/50~1/80sec ISO1000
動画で撮影した画像をスタック、5コマモザイク合成

前回アップした画像は2コマモザイクでしたが、こちらは範囲を広げて5コマモザイク合成です。上手にやれば4コマでカバーできたのでは?と思いますが、いい加減なもので…

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2024年11月23日 (土)

月面

せっかくの好天の週末なのに、風邪をひいてしまい、どこにも出れません… しかたがないので、先週、撮影した月の写真の画像処置をあれこれしてみました。

Dsc_0060a61b
月面 2024/11/12
μ180(D:180mm f:2160mm)+LE24mm Nikon D810A 
動画からスタック、2コマモザイク合成

デジタル一眼レフカメラの動画機能を使って撮影した画像をスタック。2コマモザイク合成してみました。

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2024年5月19日 (日)

南天の星雲 出目金と彼岸花

先週の遠征では撮影したい対象がありました。ただ南天の低い位置にあるため撮影地の木々との兼ね合いで本当に撮影できるのか?ある意味、賭けにでた感じでした。
雲の発生による待ちがあったため、ただでさえ低い位置の対象がさらに悪条件に、という状況ではありましたが、何とか撮影に成功。2コマモザイク合成としましたが、2コマ目の西側(左側)は後から撮影したため木が写り込んでしまった画像もあり、また飛行機が通過していたり、と東側と同じコンポジット枚数にはできませんでした。でもまあ、これだけ写れば自分の中では大成功です。

Dsc_00324764tif
彼岸花星雲と出目金星雲 2024/5/11
FSQ85ED(D:85mm f:450mm)+Nikon D810A F5.3 ISO3200 6min×6+6min×4 2コマモザイク合成
QBPフィルター使用 EM200Temma2Z赤道儀 50mm f:250mmガイド鏡+SSAG PHD2で自動追尾


左側が彼岸花星雲(NGC6357)、右側が出目金星雲(NGC6334)です。出目金は何となくわかりますが、彼岸花は…といつも思ってしまいます。さそり座の尻尾のあたりに位置するため、撮影地や時間が限定される対象かと思います。今回、気が付いたのですが周囲もちょっと赤いガスの星雲?があるように思います。

 

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2024年2月 3日 (土)

わし星雲

1月遠征の写真、もう一枚。一角獣座のわし星雲です。
わしが羽を広げたように見えるのでこの呼び名がついているようですが、かもめ星雲とも呼ばれています。

Dsc00496472
IC2177 わし星雲 2024/1/13
FSQ85ED(D:85mm f:450mm)+Nikon D810A F5.3 330sec×7×2コマモザイク  ISO3200
QBPフィルター使用  EM200Temma2Z赤道儀 50mm f:250mmガイド鏡+SSAG PHD2で自動追尾

IC2177という番号で通っていますが、シャープレスカタログだと、頭の部分がSh2-282、羽の右側端がSh2-297、右側の羽の手前にポツポツとあるのがSh2-293と295というように細かく分かれています。
今回は左側の羽の先にある刷毛ではいたような星雲も写したくて2コマモザイク合成としました。
この写真では合成の画角上カットしてしまいましたが、左側(東側)の下のほうにNGC2359も写っていました。改めて左側半分の画像を処理してみようかと思っています。

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2024年1月28日 (日)

ぎょしゃ座の星雲、星団

遠征から早、2週間。メイン機材での写真、やっと2枚目です。カラフルなぎょしゃ座の星雲、星団です。

Dsc_00023074
ぎょしゃ座の星雲、星団 2024/1/12
FSQ85ED(D:85mm f:450mm)+Nikon D810A F5.3 330sec×7×4モザイク ISO3200
QBPフィルター使用  EM200Temma2Z赤道儀 50mm f:250mmガイド鏡+SSAG PHD2で自動追尾

画面右端のまが玉星雲(IC405)とその隣のIC410、その上に位置するSh2-234までは今までも2コマモザイクで撮影したことがありましたが、今回は思い切って範囲を広げ4コマモザイクに挑戦してみました。

赤い星雲のすぐ脇には散開星団M38。左には同じく散開星団のM36。画面の左上にはSh2-235、232と言った淡い散光星雲が写ってくれています。
フィルターの効果もあるのか?淡い星雲がけっこう写っています。画像処理の上手な人ならもっと星雲をクッキリあぶりだすことができるのでしょうが、自分ではこれが限界…

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2024年1月21日 (日)

クラゲ星雲

先週の遠征で撮影した写真、やっと一枚仕上げました。ふたご座の足元にあるクラゲ星雲周辺の星野です。

Dsc_00354872
IC443 クラゲ星雲~M35 2024/1/12 
FSQ85ED(D:85mm f:450mm)+Nikon D810A F5.3 330sec×7×2モザイク ISO3200
QBPフィルター使用 EM200Temma2Z赤道儀 50mm f:250mmガイド鏡+SSAG PHD2で自動追尾

IC443(クラゲ星雲)から散開星団M35までを2コマモザイク合成してみました。クラゲが頭から毒でも吹いているみたいに見える赤い散光星雲(Sh2-249)、右下にポツンと丸く輝く散光星雲(Sh2-247)、大きなM35の右下にかなり星が密集している散開星団(NGC2158)といろいろ写っていて楽しい領域ですね。

 

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2024年1月15日 (月)

モザイク合成のテスト

先週末の遠征で撮影した画像のモザイク合成のテストをしてみました。

4コマモザイクですが各画像、代表の1枚のみ、フラットもダークも未処理でとにかく合成がうまくできるのかを試してみました。結果はこれ。

Photo_20240114173701

なんとかなりそうです。

4コマをそれぞれ画像処理して合成して、仕上げの処理をして、といつ終わるのかわかりませんが、頑張ってみます。

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2023年10月 9日 (月)

ガラリと変わって天体写真を

ここのところ花の写真をアップすることが圧倒的に多かったのですが、今日はガラッと方向転換して天体写真を。

月の写真。しかも5月のGWに撮影し、その後、放置してしまっていた写真を今頃になって画像処理しました。

  Imgp0011a14a4
月 2023/5/2
μ-180(D:180mm f:2160mm)+PENTAX K-70 直接焦点  1/160sec ISO400
30fpsの動画撮影画像からRegistax6でスタック、ウェーブレット処理、Photoshopで4コマモザイク合成

2160mmの焦点距離にAPS-Cのカメラだとこの月齢の月は画面に収まり切れないので4コマをモザイク合成しました。より精細な画像が撮影できるCMOSカメラも持っていますが、私のような面倒くさがりには月の撮影にはデジカメの動画機能がベストマッチ。これくらい写ってくれれば個人的には何の不満もありません。
 

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2022年12月11日 (日)

いっかくじゅう座の星雲

大作?です。自分としては。いっかくじゅう座の星雲を4コマ、モザイク合成で撮影しました。

Dsc_00386164_1
いっかくじゅう座の星雲 コーン星雲~バラ星雲 2022/11/26-27  朝霧高原
FSQ85ED(D:85mm f:450mm)+Nikon D810A F5.3 ISO3200 5min×6コンポジット×4モザイク合成
LPS-D1フィルター使用  EM200Temma2Z赤道儀 50mmガイド鏡+SSAG PHD2にて自動追尾

画面左上の大きくひろがった星雲がコーン星雲と呼ばれるNGC2264。右下がバラ星雲と呼ばれるNGC2237-9です。円錐状だからコーン、という呼び名になっているようですが、自分としてはどうもそうは見えないのですが… ここ数年、ずっと撮影したいと考えていた領域、やっと撮影できました。名前のついた星雲以外の領域もけっこう赤いガス雲があるものですね。

 

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2022年12月 5日 (月)

ぎょしゃ座の星雲、星団 2022

昨年も撮影したぎょしゃ座の星雲、星団。2年連続で撮影しているのに進歩がない… もっと星雲の濃淡が上手に出せるようになりたい!と毎年同じことを思っているのに…

Dsc_00162966
ぎょしゃ座の星雲(IC410,405)、星団(M38) 2022/11/26  朝霧高原
FSQ85ED(D:85mm f:450mm)+Nikon D810A F5.3 ISO3200 300sec×6コマコンポジット×2コマモザイク合成
LPS-D1フィルター使用 EM200Temma2Z赤道儀 50mmガイド鏡+SSAG PHD2で自動追尾

中心の花のような星雲がIC410。右側がその姿からまがたま星雲と呼ばれているIC405です。左上、ギリギリで入っているのが散開星団のM38。ちょっと南に寄ってしまって画面の隅にいってしまいました…

2年ほど前からLPS-D1フィルターを使うようになって、星雲を浮かび上がらせる画像処理はやりやすくなりましたが、明暗というか濃淡というか、星雲のメリハリみたいなものをなかなかうまく表現できません。
何を撮っても星雲のクローズアップ写真は画像処理が難しいですね。

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